日銀植田総裁、
経団連で講演、0.75% 利上げについて
日本銀行の植田和男総裁は 25 日、経団連審議員会にて講演し、先週決定した政策金利 0.75% への引き上げについて説明した。米国経済の下振れリスク低下に加え、国内製造業における関税政策の影響が設備投資や雇用に波及していない現状を指摘 。来年の春季労使交渉についても、労働需給の逼迫と高い企業収益を背景に、強固な賃上げが継続する確度は高いとの認識を示した 。
今後の金融政策については、実質金利の低水準を鑑み、経済・物価見通しの実現に応じて段階的に緩和度合いを調整する方針を強調。また、過去の物価上昇を補填する交渉から、将来の物価上昇を前提とする「フォワードルッキング」な賃上げ交渉への構造的転換を提唱した。あわせて、AI 活用やリスキリングによる生産性向上を通じ、物価目標の持続的・安定的な達成を目指す姿勢を鮮明にした。
boj.or.jp ・植田和男
各紙: 日本経済新聞