ThreadSanitizer v2、
20 倍高速化、Chromium 開発で成果
Google 技術者、データ競合検出ツール「ThreadSanitizer v2」による成果を報告。2010 年からバイナリ翻訳に代わるコンパイラベースの計装手法 (Instrumentation) を検証、ゼロから刷新。旧版比で最大20 倍の高速化を達成し、大規模なブラウザテストへの適用を実現した。
現在は LLVM・GCC に統合され、C++ と Go 言語でのデータ競合に加え、デッドロックや非同期シグナル処理エラーの検出にも対応。アトミック操作の認識により、特定困難なロックフリーアルゴリズム内の不具合特定も可能となった。Chromium 開発では半年間で約 100 件のバグを検出しており、今後は ClusterFuzz での活用や定期テストを通じた回帰不具合の監視を強化する。